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伝統の「初市まつり」と「お焚きあげ」 前橋市 合宿中の南スーダン選手も参拝

 前橋3大祭りの一つで、江戸時代から続く「前橋初市まつり」が9日、前橋市の本町通り(国道50号)を中心に開かれ、縁起物だるまなどを売る露店がずらりと並び、多くの人でにぎわった。

 本町通りの脇にある前橋八幡宮(同市本町)では、午前10時から1年の役目を終えた古だるまを供養する「お焚きあげ」が行われ、積み上げられただるまが炎に包まれると、参拝者らが漂う煙を浴びながら無病息災を祈った。市内の高橋孝治さん(74)は「毎年来ている。煙をいっぱい浴びたから、今年も健康に過ごせそう」と笑顔で話した。

 境内には、2020東京五輪・パラリンピックに向け前橋市内で長期事前キャンプ中の南スーダンの選手ら5人も法被姿で参拝。初めて見る日本の儀式を神妙な面持ちで見守った。お焚きあげの後、5人は神輿を先頭にした「渡御の儀」の列にも参加した。

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