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手巻きおにぎり、密閉度高めリニューアル セブン25日発売

 セブン-イレブン・ジャパンは20日、主力商品の「手巻きおにぎり」の包装フィルムや精米方法をリニューアルし、25日に全国のセブン-イレブン約2万店で発売すると発表した。根強い米飯ニーズのさらなる取り込みを狙う。

 新たな包装では密閉度を高めるため、頭頂部分の切り込みをなくし、包装フィルムが開封時に分離しない構造を採用した。結果、外気の影響を受けにくくなり、パリッとしたのりの触感と風味を長く保てるようになった。精米方法も精米中に起こる米粒の温度上昇を抑制する「低温精米」に変更、コメ本来のうまみをより多く残すことができた。

 売り出すのは「手巻おにぎり 辛子明太子」(151円)や「手巻おにぎり 北海道産昆布」(118円)など。このほか、ツナマヨネーズなど定番の具材が入ったおにぎりの値段は据え置く。

 総務省家計調査によると、平成26年以降、2人以上世帯ではパンの支出額がコメを上回る状況が続くが、セブンの今年1月の品目別販売額では、弁当を含む米飯類はパン類の約1・5倍。おにぎり1個と飲料・食品との併売率は9割を超えることから、購入品目数アップに向けた「キーカテゴリー」として品質向上にも力を入れている。同社の担当者は「最終的にはできたてのおにぎりと同じおいしさを目指していきたい」と力を込めた。

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