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コロナ禍の出版市場 令和2年上半期は電子が28%増

 令和2年上半期(1~6月)の電子出版市場が1762億円に達し、前年同期比28・4%増となったことが27日、出版科学研究所の調査で分かった。「鬼滅の刃」などヒット作が多かった電子コミックは同33・4%増。新型コロナ禍で東野圭吾さんら人気作家の電子化解禁が相次いだ「文字もの」の電子書籍も同15・1%増となり、電子雑誌の減少分をカバーした。

 同研究所は「新型コロナウイルスの感染拡大で多くの書店や図書館が閉まるなか、自宅で購入できる電子書籍のユーザーが増えた」と分析している。紙と電子を合わせた全体の出版市場規模も前年同期比2・6%増の7945億円と、プラス成長を記録した。

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