ヘルスケア

東京都、高齢者のインフル予防接種を無料化 コロナ対策で

 東京都の小池百合子知事は3日、新型コロナウイルス対策として総額3413億円の補正予算案を発表した。重症化リスクのある高齢者や障害者の施設での検査強化費30億円を計上。インフルエンザと新型コロナの流行が重なる事態に備えて、高齢者を対象にインフルの予防接種の実費負担分を全額補助して事実上の無料とする事業費75億円も盛り込んだ。

 都の新型コロナ対策関連の総額は今回を含め1兆6335億円。都は財源確保に向けて1473億円の都債を発行する。都によると、補正の財源対策としての都債発行は平成23年度以来となる。一方、昨年度決算の剰余金の半分を貯金に当たる財政調整基金に積み立てるとし、基金残高は1741億円になる見通し。

 高齢者や障害者の施設の検査強化は、入所者や職員が唾液を採取して検査機関で調べ、陽性の場合に医療機関でPCR検査をして確定診断することなどを想定して経費を支援。対象は約15万人を見込む。インフル予防接種補助は65歳以上と基礎疾患のある60~64歳の計約300万人が対象。中小企業制度融資拡充で1520億円も計上した。

 3日に新たに報告された都内の新型コロナの感染者は211人。新規感染者が200人を上回るのは8月29日以来となる。

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