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東京都、新型コロナ警戒レベルは上から2番目を維持

 東京都は17日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開き、感染状況に関する警戒度を上から2番目の「感染の再拡大に警戒が必要であると思われる」で維持した。ただ7日間平均の新規感染者数は前回に比べて増加し、出席の専門家から「さらに増加傾向が続くと、急速に感染拡大することが強く危惧される状況にある」との懸念が示された。小池百合子知事は4連休を前に「外出する際は感染防止対策を万全に進めてほしい」と呼びかけた。

 一方、17日に新たに報告された感染者は171人。都内の感染者数は累計で2万3608人となった。

 7日間平均の新規感染者数は16日時点で181・3人となり、前回の9日時点の148・6人から増加。緊急事態宣言下での最大値だった167・0人(4月14日)を上回った。現状では持続的に増えていく状況なのか見極めるのは難しいなどとして、警戒度は引き上げずに維持したが、出席者の都医師会の猪口正孝副会長は報道陣の取材に対して「ぎりぎりの状況だ」と指摘した。

 小池氏は「厳重な警戒が必要という指摘をしっかり受け止める」と強調。一方、政府の観光支援事業「Go To トラベル」に関しては「都民を迎え入れる地域に理解いただけるよう国と協力して進めたい」などと話した。

 今月8日から14日までの感染経路別の割合では同居人からの感染が32・9%。前週の37・4%から減少したものの、最も多い状況が続いている。一方、会食による感染は前週の41人から67人に増加。23区内の酒類を提供する飲食店とカラオケ店を対象にしていた時短営業要請が15日に終了し、会食の機会の増加が想定されるため、モニタリング会議では感染防止対策の徹底が重要とした。

 入院患者数は16日時点で1149人となり、増減を繰り返しながら依然として高い水準であるとした。重症者数は20人台が続き、医療提供体制に関する警戒度は上から2番目の「体制強化が必要であると思われる」に据え置かれた。

 都は今月10日、感染状況に関する警戒度を約2カ月間維持してきた最高レベルの「感染が拡大していると思われる」から1段階下に引き下げていた。

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