ヘルスケア

唾液PCR検査の精度90% 粘液と遜色なし、北大

 北海道大の豊嶋崇徳教授(血液内科学)の研究グループは29日、新型コロナウイルスの無症状者約2千人に唾液によるPCR検査をした結果、診断の精度は約90%で、従来の鼻の奥の粘液を取る方法と遜色がなかったと発表した。

 空港で入国したり、保健所で濃厚接触者と判明したりした無症状の1924人から唾液と鼻の奥の粘液の双方を採取し、PCR検査した。鼻の奥の粘液で従来約70%とされていたPCR検査の精度は、鼻の奥の粘液も唾液も、ともに約90%だった。

 また、唾液は鼻の奥の粘液よりもウイルス量が少ないとされていたが、同等の量が含まれていることも判明した。鼻の奥の粘液の方法は、採取する人の感染リスクや検査対象者の不快感があったが、唾液はより安全で簡単だとして、PCR検査の標準的な手法として推奨できるとしている。研究成果は米国感染症学会の雑誌に掲載された。

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