ヘルスケア

EUにワクチン申請 米国のファイザーとモデルナ

 【パリ=三井美奈】新型コロナウイルスをめぐり、欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は1日、米製薬大手ファイザー、米バイオテクノロジー企業モデルナからそれぞれ、ワクチン販売承認の申請を受けたと発表した。

 EUでの新型コロナのワクチン申請は初めてとなる。ファイザーのワクチンは、独バイオ企業ビオンテックと共同開発しているもので、EMAは今月29日までに承認の可否を決める計画。モデルナのワクチンについては、来年1月12日までに可否を判断するとしている。

 ワクチン販売はEMAの承認審査に基づいて、EU欧州委が最終承認し、加盟国に配分される。欧州委はすでにファイザーと最大3億回分、モデルナとは最大1億6000万回分のワクチン購入を契約結んでいる。フォンデアライエン欧州委員長は11月30日、「安全性を確認したうえで、今年末までにワクチン接種を開始したい」と述べていた。

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