ヘルスケア

新型コロナワクチン死亡例の調査開始 ファイザー「関連性示唆の裏付けなし」

 ファイザーと米連邦保健当局は18日までに、同社とドイツのビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を受けた医療従事者が16日後に死亡したことをめぐる調査を開始した。

 ファイザーの発表によると、死亡とワクチンの関連性を示唆する裏付けはない。死亡したのはフロリダ州在住の医師で、希少疾患である重度の血小板減少症を発症した。この病気は血液を凝固し内出血を止める体の能力を低下させる。

 ファイザーは死亡例がワクチンとの因果関係を示唆しないとの最初の結論を報告した際に、自社の臨床試験結果や米国での使用許可後に集まったデータを引用した。一方、米疾病対策センター(CDC)は今回の死亡例を承知しており、「より多くの情報が入手できるようになれば状況を精査する」と説明した。

 ファイザーは「これまでにワクチンが数百万人に接種され、われわれは接種を受けた個人に生じたあらゆる有害事象を入念に観察している」とした上で、「残念ながら、ワクチンとは無関係の死亡を含め重大な有害事象が母集団において同様の比率で起きる可能性が高いことに留意することが重要だ」とした。

 米紙ニューヨーク・タイムズによれば、医師は脳出血で死亡したと妻が5日にフェイスブックに投稿していた。

 ファイザーのワクチンには昨年12月14日に米国で緊急使用許可(EUA)が下り、医療従事者や長期滞在型施設の従業員への接種が優先された。ブルームバーグによる州ごとの集計とCDCのデータによると、これまでに927万人が同社のワクチンとモデルナが開発したワクチンの接種を受けた。(ブルームバーグ Riley Griffin)

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