ヘルスケア

生理用品を無料配布 コロナ禍で困窮女性向け 群馬・安中市 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的に困窮している女性が生理用品を購入できない「生理の貧困」問題を受け、群馬県安中市は21日の記者会見で困窮世帯を対象に生理用品を無料で配布すると発表した。

 配布時期は26日午前8時半からで、市役所本庁舎と松井田庁舎。配布数は1家族1セット(ふつう28枚を2個、夜用10枚を2個)を原則に100セット。家族が多い場合には相談に応じる。口にすることに抵抗がある人のために、窓口に「生理用品をお配りしています」と書かれたボードを設置。無言で指差しすれば女性職員が渡す。

 配布は100セットがなくなり次第終了となるが、反響によっては追加することも考えている。茂木英子市長は「これから設置する予定のフードバンクでも配布できるか検討していく」と述べた。同市によると、県内では渋川市、桐生市、太田市が同様の取り組みを実施。藤岡市も行う予定だ。

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