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【プロ野球】大谷覚醒 最速158キロでプロ初完封

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【プロ野球】大谷覚醒 最速158キロでプロ初完封

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プロ初完封勝利を挙げ、大野奨太捕手と握手する日本ハム・大谷翔平=2014年5月13日、北海道函館市(共同)  投手と野手の「二刀流」に挑んで2年目の日本ハムの大谷翔平投手(19)が5月13日、北海道函館市で行われた西武7回戦でプロ初完投を完封勝利で飾り、4勝目を挙げた。今季6度目の先発、通算19試合で17度目の先発だった。126球で散発の6安打に抑え、3四球、9三振の好投を披露。試合は3-0だった。

 大谷は初めて立った函館のマウンドを最後まで明け渡さなかった。2年目で最多の126球を投じて西武打線を6安打に抑え、プロ初完封で自己最多の4勝目を挙げた。「長い回を投げられたのはすごく自信になる」と頬を緩めた。

 序盤から走者を背負った。一回1死二塁でマウンドに足が引っ掛かり、ボークを取られた。栗山には四球で一、三塁としたが、4番浅村をスライダーで併殺に仕留めた。「思ったよりも風が強くて初回は慌てた。ゲッツーを取ってもらって落ち着いた」とピンチを脱した。

 不慣れな球場に、強風という悪条件でも「ストレートは走るし、フライは戻ってくる。本塁打は気にせずにいった」と攻めた。五回2死一、二塁では前回対戦で3安打を浴びた木村を一ゴロに打ち取った。スコアボードに球速表示はないが、球場で計測していたスピードガンの中には、プロ入り後最速の158キロを示したものもあった。

 チーム内でも今季初完投。栗山監督は「入団した時のこととか思い出した。俺には責任がある。ここから始まる」と感慨に浸った。函館のファンを前に背番号11が「また来年も投げたい」と話すと、一段と大きな歓声が上がった。(SANKEI EXPRESS

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