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【私のおしゃれ学】モデル・国連WFP日本大使 知花くららさん 事実をありのままに受けとめる

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【私のおしゃれ学】モデル・国連WFP日本大使 知花くららさん 事実をありのままに受けとめる

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モデル・国連WFP(世界食糧計画)日本大使、知花(ちばな)くららさん。[衣裳協力]JOSEPH:トップ2万8080円、スカート3万240円、ブレスレット(スタイリスト私物)、くつ(スタイリスト私物)=2014年12月24日(大石一男さん撮影)。www.joseph-woman.jp  「ミス・ユニバース2006世界大会」で総合2位に輝いたが、出場のきっかけは「チャリティーに関心があったからでミスコンにはもともと興味がなかった。ミス・ユニバースになれば世界でチャリティー活動や社会奉仕活動に参加できる。自分でネットで応募用紙を見つけて応募しました」と話す。

 翌年、縁あって国連WFP(世界食糧計画)のオフィシャルサポーターに就任。国連WFPの活動は、災害や紛争時の緊急食糧支援や途上国で学校給食を普及させる活動など多岐にわたる。オフィシャルサポーターとしてさまざまな国や地域にでかけ、現地で行われている国連WFPの支援活動を視察し、帰国後にいろいろなメディアで情報発信していくのが基本的な役目だ。

 「国連WFPの活動で最初に訪問したのがアフリカのザンビア。アフリカの子供たちの状況を初めて目の当たりにして頭がパンクしそうなほど衝撃を受けました」と振り返る。「豊かな日本と比べれば、何もない国で貧しいのだけれどもそれが彼らの現実で、私たちと同じように毎日生きているという事実をありのままに受けとめることに最初は戸惑いがありました。単にかわいそうというのとは違う感覚です。フィルターを通さずに何の解釈もせずに受け入れていくのがよいのだろうなあ」と感じたという。

 純文学好きの読者家でもあり、最近、こうした経験を踏まえて、出会った人や読んだ本などを通じて感銘を受けた言葉をまとめたエッセー集『くららと言葉』(講談社)を書き下ろした。その中で活動を始めた当初、「あなたの活動は偽善で、売名行為です」「雑誌なんか出ていないで現地のNGO(非政府組織)で活動してこそ本物」と批判の的になり、自分自身も「学生時代から青年海外協力隊やNGO、NPO(民間非営利団体)などの活動に関心を持っていたのと比べて、サポーターとしての活動は中途半端ではないかと悩んだ」ことを打ち明けている。

 そんなときに出会ったのがファッションジャーナリストの生駒芳子さん。生駒さんに「100やらなくてもよいのよ、10でも1でもいい。それって絶対0よりはるかにいいから」と言われたことで「目の前の霧が晴れた」と感じたそうだ。

 2013年には、より責任のある国連WFPの日本大使に就任。国連WFPの活動で訪問した国は、ザンビア、フィリピン、スリランカ、ヨルダンなど6カ国と東日本大震災の被災地の宮城県。国連WFPの活動以外でも福島の子供たちを出身地の沖縄に招待して1週間一緒にキャンプなどで過ごすボランティア活動を続けている。紛争が続くヨルダンでは、難民生活を余儀なくされている子供たちやその母親らの生の声を聞いた。

 「何百万人の難民という数字でなく、当たり前ですが一人一人に顔があり、名前がある。それが分かると戦争というのは本当にいやなことだという思いが強くなります」。

 小学館のファッション雑誌「Domani」の専属モデルを続けながらのタレント活動は、英語やフランス語が堪能なこともあり、海外リポーターなどが多い。「ファッションは仕事なのでいろいろな服を着させていただきますが、自分としては着心地のよいものが好き。シンプルでベーシックな感じの服が好き」と話す。映画も好きなので「今年は、芝居にもチャレンジしたい。自分と違う人生を生きる役者という仕事に興味があります」と意気込む。(文:財川典男/撮影:フォトグラファー 大石一男/SANKEI EXPRESS

 ■ちばな・くらら 1982年3月27日、沖縄県生まれ。上智大卒。小学館「Domani」の表紙モデル、BS12「グローバル・ビジョン」、BSジャパン「テレビ日経おとなのOFF」、TBS「&happy」他多数番組・CMに出演。国連WFP日本大使として現地視察を行い、日本で現地の声を伝える活動を行っている。

スタイリスト:田中雅美

ヘアメーク:重見幸江(gem)

 【ガイド】

JOSEPHウェブサイト:www.joseph-woman.jp

<問い合わせ先>オンワード樫山 お客様相談室 (電)03・5476・5811

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