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【取材最前線】羽生結弦と安倍晴明

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【取材最前線】羽生結弦と安倍晴明

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 平安時代の陰陽師(おんみょうじ)で知られる安倍晴明。平安時代の人物が広く知られるようになったのは、清明の活躍を描いた夢枕獏の伝奇小説「陰陽師」による。それを原作とした漫画や映画も出て人気に火が付いた。そんな晴明がこの冬、スポーツ界で脚光を浴びた。フィギュアスケートソチ五輪金メダルの羽生結弦(はにゅう・ゆづる)が、フリーのプログラムに映画「陰陽師」で使われた曲を選び、晴明を演じたからだ。

 「SEIMEI」と題した演目は、NHK杯で国際大会史上初の200点超えとなり、GPファイナルでは219・48点をマーク。2度続けて世界記録を更新しフィギュアスケート史を塗り替えた、験のいいプログラムである。フリーの衣装で背中に見える星マークは、晴明紋と呼ばれる魔よけの呪符、五芒(ごぼう)星を基にしているとか。羽生は昨年、晴明をまつる京都市の安倍晴明神社に参詣したそうだ。

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