【木下隆之の試乗スケッチ】バカ売れミニは32人家族! 人気の理由を家系図に見た?!
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ミニコンバーチブル
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ミニの“ハッチバックタイプの3モデル”が化粧直しされ誕生した。主な改良はデザイン的エッセンスの強化と、新しいパワートレーンの投入である。
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そもそも、「ミニのハッチバックタイプの…」と回りくどい注釈をつけたのは、ミニには豊富なバリエーションが準備されており、今回の改良はその中のひとつの車形のみに限られているからだ。
ミニには、いわゆる典型的なミニスタイルの「ハッチバック」に加えて、ステーションワゴンスタイルの「クラブマン」と、SUV的な性格の「クロスオーバー」が準備されている。
◆「ミニ家」は大家族!
さらには、ハッチバックスタイルの中には3ドアと5ドアと、電動キャンバストップの「コンバーチブル」が用意されている。
しかも、エンジンも種類が多い。直列3気筒1.5リッターツインターボと、直列4気筒2リッターツインターボの2タイプを基本形としつつ、それぞれにガソリンとディーゼル仕様が準備されているという丁寧さだ。
さらに…である。同じエンジンでもパワーの大小がある。駆動方式も2種類ある。すべての構成を理解するのは容易ではない。不肖専門家を標榜している僕も、数冊のカタログを机に並べてこの原稿に向かうという有様だ。
そう、ミニは様々な車形をもつ大家族である。1台、2台…と数えていったら、ミニのフルラインナップが32種類に達した。カラーバリエーションまで数えようとして諦めた。「ミニ家」の家族構成を系図にしたら、たいそうな絵巻物になりそうである。