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金正男氏殺害で日本人の北朝鮮旅行が増加 「恐ろしさを知らない」と元赤旗平壌特派員が絶句

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金正男氏殺害で日本人の北朝鮮旅行が増加 「恐ろしさを知らない」と元赤旗平壌特派員が絶句

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 「大連ローカル」で紹介する北朝鮮へのツアー旅行は、3泊4日のモデルコースで15~18万円程度。旅行客を広告スポンサーである旅行代理店に紹介すると、「大連ローカル」にもメリットがある仕組みだ。「大連ローカル」から、代理店に申し込み中国経由で訪朝した日本人は、6年間で延べ約200人にのぼる。

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 年齢層は20代から60代までと幅広いが、インターネットの特性からか、やはり20、30代の若い世代が多い。全体の8割は1人旅での申し込みで、7割は男性だという。

 北朝鮮の鉄道を見てみたいという鉄道ファン▽秘境のような珍しい場所に行きたい▽社会主義国の雰囲気を知りたい▽世界各国を旅しつくし残るは北朝鮮だけになったから-などの好奇心が主な動機だ。

 慶次郎さん自身は、11年と、16年の計2回、中国経由で北朝鮮に入った。

 「13年ごろからスマートフォンなどの持ち込みが緩和された。最初に行ったときと比べると、訪問先や撮影できる対象が広がった。想像したよりは“自由”だった」と話す。

 他の旅行者から受け取ったという写真を見せてもらったところ、専属ガイドとの笑顔の記念撮影やカラオケ、フルーツジュースや牛乳を販売する売店など“未知の国”を楽しんだようす…。

このニュースのフォト

  • 平壌中心部の「万寿台の丘」。故金日成主席と故金正日総書記の銅像に献花するため、豪華な花を運ぶ親子=2016年、北朝鮮
  • 北朝鮮の首都、平壌。「タクシーが増え、スマートフォンを持つ人が激増している」と慶次郎さん=2016年
  • 平壌の高麗ホテルでの朝食。コーヒーは1ユーロ=2015年、北朝鮮

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