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【論風】発生1年を迎える熊本地震 被災者に寄り添い闘う弁護士

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【論風】発生1年を迎える熊本地震 被災者に寄り添い闘う弁護士

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 □防災・危機管理ジャーナリスト・渡辺実

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 あなたが突然、被災者になったそのとき「災害救助法」「被災者生活再建支援法」「応急危険度判定」「被災度認定」「罹災(りさい)証明」など普段聞いたこともない法律や制度が行政から提示される。被災して無力感と喪失感にさいなまれているときに、初めて耳にする言葉や単語が次から次に降りかかる。期日がある申請や書類の提出などにも翻弄される。行政の担当窓口には多くの被災者が押し寄せており、長時間待たされる。先が見えない中、あなたのストレスがますます増大していく。

 そんなときに、あなたの住まいや生活の再建の諸問題に寄り添う専門家「10士(さむらい)」がいることをご存じだろうか。「10士」とは(1)司法書士(2)行政書士(3)公認会計士(4)税理士(5)土地家屋調査士(6)不動産鑑定士(7)社会保険労務士(8)弁理士(9)建築士(10)弁護士-だ。間もなく1年を迎える熊本震災では、地震直後から弁護士が被災者支援を続けている。弁護士という存在は、平時から縁がない、近寄りがたいと多くの人が思っているのではないか。熊本の弁護士自身も突然に被災弁護士になっていたが、被災者に寄り添いながら、さまざまな現行法制度の矛盾と闘っている。震災から10カ月、熊本県弁護士会の活動から、震災時の弁護士の役割を考えてみた。

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