国内

台風19号 携帯通信障害 東北へ拡大

 携帯電話大手のNTTドコモとKDDI(au)は13日午前、台風19号の影響で、関東、東海、甲信越地方に加え、東北地方でも携帯電話がつながらないか、つながりにくくなる通信障害が発生したと発表した。停電や設備故障が原因で、復旧作業を進めている。

 ドコモとKDDIでは関東地方のほか岩手、宮城、福島、長野、静岡の各県のそれぞれ一部で障害が発生。さらに、ドコモは岐阜県と三重県の一部で、KDDIは山梨県の一部でも発生した。ソフトバンクは群馬、千葉、東京、長野、静岡の一部で障害が出た。

 また、NTT東日本は福島県浅川町と栃木県鹿沼市の一部で加入電話計約1600回線に影響が出ていると発表。伊豆諸島の新島、式根島、神津島と福島県浅川町では、光回線を利用したインターネット通信と電話サービス「ひかり電話」に影響が出た。

 携帯大手3社は被災地域で公衆無線LANを開放し、無料でWi-Fiを使えるようにした。災害救助法が適用された地域の利用者を対象に、携帯電話を利用できなかった期間の通信料金の減額や、料金の支払期限の延長などの措置を講じることを決めた。さらに、KDDIとソフトバンクは31日までデータの追加購入料金を無償化する措置も導入する。

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