国内

貿易デジタル化支援を提案 日ベトナム、供給網連携

 日本とベトナムは7日、貿易やエネルギーの協力を話し合う閣僚級会合を開き、両国間のサプライチェーン(部品の調達・供給網)の強化に向けて連携することで合意した。日本側は、データ改ざんが困難な「ブロックチェーン(BC)」を活用した日本の基盤技術により、貿易手続きのデジタル化を支援することを正式に提案した。

 会合には、日本側が梶山弘志経産相や同省幹部、ベトナム側は商工相らが出席した。

 NTTデータや三菱商事など日本の18社でつくる企業連合が国内で検証を重ねている基盤技術を使い、ベトナムで年内にも実証実験を始める。BCを使って通関や保険などの貿易関連手続きを一括で電子管理し、輸出入に必要な時間やコストを大幅に減らすことを目指す。日本側はこの技術をASEAN全体の共通基盤として採用してもらうよう、今後働き掛けていく方針だ。

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