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「トイレ臭い」 東京五輪テスト大会で不満続出 水温も高く開始前倒し検討

 水泳オープンウオーター(OWS)の東京五輪テスト大会が11日、本番会場となる東京・お台場海浜公園で行われ、参加選手からは水温や水質に対する不満の声が聞かれた。国際水連幹部は暑熱対策として、午前7時に予定されている五輪の開始時刻の前倒しを検討する意向を示した。

 テスト大会は暑さを考慮し、午前10時だった男子のスタートを3時間早め、女子とほぼ同じ時間帯に行われた。「水温も気温も高いし、日差しも強くて過酷だった。泳ぎながら熱中症になるんじゃないかという不安が拭えなかった」。2012年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪女子代表の貴田裕美(コナミスポーツ)はレース後、こう振り返った。

 国際水連では競技開始2時間前の水温が16~31度であることを競技実施の条件としている。11日は午前5時で29・9度を記録。基準内ではあるものの男子の野中大暉(木下グループ)は「他の会場と比べても暑い。脱水の心配もあるので、水分補給とかを工夫をしていかないと」と思案顔。

 五輪本番は男女ともに午前7時開始予定だが、国際水連のマルクレスク事務総長は「最も大切なのは選手の健康。水温の状況を見ながら5時、5時半、6時、6時半と開始時間を変更する可能性もある」と述べた。

 懸念されていた水質については、東京都や大会組織委員会が汚水の流入を抑制するポリエステル製の水中スクリーンをコースの外周約400メートルに設置。しかし、選手からは異臭を指摘する声が続出。ある男子選手は「正直くさい。トイレみたいな臭い」と口にした。

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