社会・その他

台風10号、西日本直撃 避難7千人超、5人けが

 大型の台風10号は四国から中国地方に上陸後、15日夜には山陰沖に進んで西日本を縦断する。総務省消防庁によると、高知など15県で7千人以上が避難所に身を寄せ、三重、愛媛、大分、宮崎各県では5人が負傷した。

 西日本から東日本の太平洋側は総雨量が1200ミリを超える記録的大雨になる恐れがあり、気象庁は土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒を呼び掛けた。

 JR西日本は山陽新幹線の新大阪-小倉間で15日終日の「計画運休」を実施し、岡山、広島、山口各県で在来線の運転を見合わせる。JR四国も瀬戸大橋線を含む四国のJR全線で終日運休。日航と全日空は400便以上の欠航を決めた。

 気象庁によると、奈良県上北山村で12日からの総雨量が535・0ミリに達した。15日は高知・室戸岬で最大瞬間風速41・1メートルを観測した。

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