ビジネスパーソン大航海時代

メガバンクを経てコミュニティ起業家へ 令和の新しい生き方~航海(12)

小原聖誉
小原聖誉

 お金に関心が弱い 人の繋がりに関心がある

 そこまでの意志をもってMi6社を作ったわけですがどのような会社ですか?

 「社名のMi6とは“ミッションインポッシブル”という意味に由来しています。ミッションとは使命と書きますよね。命を使うということです。それに足るべき会社を作りたいと願いを込めたのです」

 どういうことでしょうか。もう少し教えてください。

 「私は銀行で大小様々な融資・投資に携わってきました。お金の良さや怖さを刻む機会が自ずと増えます。それらを経て、お金に関心を失っていったのです。銀行を退職した理由のひとつでもあります。自分が死ぬまでに何に命を使っていくべきか考えるとお金だけではないなと」

 今は何に重きを置いていらっしゃるのでしょうか。

 「一人ひとりが生き方を取り戻すきっかけ作りをし、その結果として日本から世界を変えていきたいと思っています」

  それは本気でしょうか…?

 「ええ。起業して追求していますからね。このアイデアを思いついても銀行でも、他の会社でも出来ません(笑)」

 具体的には何を手がけたのでしょうか?

 「最初は起業家とサシでランチ・ディナーをマッチングするサービス “X(エックス)”を作りました。自分がフリークアウトに出会って頭をガーンと殴られた感じがありましたので、それをメンバーの方にも提供しようと。ターゲットは30歳前後の大企業に勤めている人向けでした。過去の自分自身を投影したのです」

 今も事業は変わっていませんか?

 「それが大きく広がっています。実はマッチングすることそのものはもう注力していません。なぜなら、メンバーが増えるにつれコミュニティ化し、こちらがマッチングせずに自然発生するようになったからです」

 それは素晴らしいですね。そんなに会員が自発的になるのは珍しい気がします。

 「“X”のメンバーになる時に深層対話をしているからだと思います。どんなビジネスをおこなっていらっしゃるかという表層的な話よりも、その方が人間として何を大切に生きているのかなどの深層を伺います。生き方そのものを話したい方であればメンバーになっていただいています」

 まさに一人ひとりと向き合っていらっしゃるのですね。

 「はい。私は全ての方とお話をさせていただているので自ずとどのメンバーと合うかもわかります。ですから入会当初は私から確信的にマッチング提案をさせていただきますが、何回か繰り返すとみなさん徐々に馴染んで自発的にマッチングしていきます」

 あの、聞きづらいのですが儲かっていますか?

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