社会・その他

科学技術と社会課題討議「筑波会議」開幕 若手研究者中心に

 国内外の若手研究者が、持続可能な開発目標(SDGs)をメーンテーマに、科学技術と社会課題について討議する「筑波会議」が2日、茨城県つくば市のつくば国際会議場で開幕した。4日まで。

 冒頭、同会議委員長を務める筑波大学の永田恭介学長が「世界は多くの課題に直面している。若手が中心となって、議論を通して課題解決へのヒントを見つけてほしい」とあいさつした。

 来賓の萩生田光一文部科学相は「多様な専門家が結集し、それぞれの専門分野と社会とのつながりを考える機会にしてほしい」と語った。

 基調講演では小林喜光・三菱ケミカルホールディングス会長が「産業界も社会に還元できる科学技術のあり方や持続可能性をバランスよく考えていくことが重要だ」と強調した。

 会議では江崎玲於奈氏や山中伸弥氏らノーベル賞受賞者を囲む特別セッションも行われる。4日は一般公開され、市民参加型の科学“シチズンサイエンス”について考える。

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