社会・その他

力士ら無観客の中で取組 大相撲春場所が初日迎える

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客開催となった大相撲春場所は8日、エディオンアリーナ大阪で初日を迎えた。通常は会場周りに力士のしこ名などが施された色とりどりの「のぼり旗」が掲げられるが、今場所はなし。興行開催を告げる「寄せ太鼓」の音も響かず、静かな幕開けとなった。

 午前8時40分、序ノ口の煌(朝日山部屋)と艶郷(湊部屋)の取組からスタート。審判を務める親方らが見守る中、がらんとした館内で煌がはたきこんで艶郷を下した。観客席は例年とほぼ同様に設営されているが、観客の姿はなし。力士は声援のない中、勝ち名乗りを受けた。

 感染リスクを避けるため、報道陣と約2メートル離れたミックスゾーンで取材に応じた煌は「静かだった。緊張した」と話した。

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