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リモートサービスが急拡大 アフターコロナの新たな価値創造へ (2/3ページ)

永石和恵
永石和恵

 オンラインで歌舞伎を提供

 また、業種業態を問わず、あらゆる企業がリモート化やデジタルシフトを進めています。とくにオンライン型事業の導入が相次いでいまして、Airbnb(エアビーアンドビー)は体験サービス、ベネッセは幼稚園、新国立劇場は歌舞伎を提供しています。 

 リモートサービスについては注目領域として(1)働き方(2)イベント・交流(3)ライフ(衣食住)(4)ヘルスケア・医療(5)教育(6)エンタメ・スポーツと、6つに分類しました。このうち今回は(1)から(3)に焦点を当てます。

 まず働き方系の事例としてはSansanがオンライン名刺サービスの提供を開始しました。名刺送付用のURLが発行できて、それを通じオンラインで名刺交換を行えます。

 電子政府として知られるエストニアと日本に拠点を構え、デジタルIDやブロックチェーン技術を活用したデジタル社会の身分証を提供するblockhive(ブロックハイブ)は、スマートフォンから電子証明が可能な電子契約サービス「eサイン」を立ち上げました。政府は行政手続きに必要な対面や押印といった慣習や法規制を早急に見直す方針を打ち出しており、同様のサービスが注目を集めそうです。

 イベント・交流系ではZoomが急激に広まり、Skype Meet NowやGoogle Meet、Facebook Messenger Rooms などビデオ通話機能が日に日に機能拡充され使いやすくなっています。

 買い物代行で「密」避ける

 ライフ系では、お買い物代行サービスのツイディが、国内のPOSレジ市場で約半分のシェアを誇る東芝テックと資本業務提携を行い、今後拡大が見込まれる生鮮食品などのECサービスの拡大に向け協業検討を進めます。同時に、買い物代行をした品物を玄関の前に置き配してくれる「ピンポン置き配サービス」を開始しました。スーパーでの密を回避したい顧客に応えるためのリモート買い物です。

 今回はリモートワーク、スマートライフ、オンラインコミュニケーションという3つの区分から6社のベンチャーを紹介します。

 オンラインイベントを活性化

 Voicy(ボイシー、東京都渋谷区)は音声で情報を発信するボイスメディア事業を展開しており、新たなサービスを立ち上げました。それが社内ラジオ「VoicyBiz(ボイシービズ)」です。法人向けに特化したサービスで、社長日報のような情報やトークバラエティ的な番組を、生の感情に近い形によって伝達できる点が売り物です。Withコロナ時代の課題となる社内のコミュニケーションを乗り切っていきます。

 EventHub(イベントハブ、同新宿区)は、イベント管理システムを提供しています。主催者、参加企業同士のコミュニケーションを促進し、マーケティング効果を高める管理システムを提供しています。COVID-19によるイベント自粛に伴い、ウェビナー(ウェブセミナー)・オンラインイベントツールのサービスを拡張しています。PC・スマホから参加し誰がどれだけ視聴しているのかなどを計測でき、その後の商談化率を高めることが可能です。リアルに集合せずとも顧客とのタッチポイントを増やしオンラインイベントの活性化を目指します。

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