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クリエイターの救世主 労働環境の改善を目指すデバイス「Orbital2」 (1/2ページ)

東京21cクラブ
東京21cクラブ

 「Founders Night Marunouchi」は、スタートアップの第一線で活躍する経営者から学びを得ることを目的に、三菱地所が運営する起業家支援コミュニティ「東京21cクラブ」と、イベント・コミュニティ管理サービス「Peatix」との共同開催のイベントシリーズです。2019年10月より月2回、新丸ビル10階にある東京21cクラブにて開催しており、2020年4月からはオンラインにて開催しています。

 2021年1月27日に開催された「Founders Night Marunouchi」では、「テクノロジーで人々のクリエイティビティを加速させる」を理念として躍進している、株式会社BRAIN MAGIC代表取締役の神成大樹(かんなり・だいき)さんをお迎えしました。同社は、キーボードでのショートカットキー操作なしに作業を可能にする左手用のデバイス「Orbital2」の事業を展開しています。Orbital2は、「倒す」「傾ける」「押す」の3つの動作で、クリエイターの生産性向上や腱鞘炎の解消などをサポートします。

 学生時代からイラストレーターとして働いていた神成さん。憧れだった職業についたものの、仕事をする上で、ある大変さを抱えていました。クリエイター同士で集まると、健康管理にまつわる会話をすることが多かったのです。なかでも、椅子の座り心地や痛み止めなど、肉体労働の改善策について話題に上ることが多くあったそう。少しでも長く働ける環境を作れないか。そんな思いから様々な研究を重ね、Orbital2の開発にいたっています。

 イラストレーターであった神成さんがどのようにして経営者になったのか。そして、事業立ち上げに至るまでにどのような苦労があったのか。Peatix Japanシニアコミュニティマネージャーの畑洋一郎さん、東京21cクラブ運営統括の旦部聡志がモデレーターを務め、イベントは開催されました。

 「ずっと絵を描き続けるためのプロダクトをつくりたい」

 「20~30年後も絵を描き続けたいからこそ、クリエイターの労働環境を改善したい」

 もともと友人とともにクリエイティブ会社を起業していた神成さん。しかし、経営に関するノウハウがなく、デジタルハリウッド大学に通い始めたことが、Orbital2を開発するきっかけとなりました。そこで、簡単なプロダクトの試作品を作る「プロダクトプロトタイピング」の授業に参加し、事業立ち上げのヒントがひらめきます。

 「LEDを光らせたり、モーターを動かしたりなど、簡単なモノづくりを授業で学びました。これらを発展させたら、クリエイターの課題を解決するプロダクトも作れるのではないか。そう思い、授業が終わった瞬間に先生と相談し、一緒に開発することになりました」

 試行錯誤を重ねる中、ある出来事をきっかけにOrbital2の原型を思いついたといいます。

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