社長を目指す方程式

あなたや部下は「熱意あふれる社員」か? 明らかになる12の質問 (1/5ページ)

井上和幸

 【社長を目指す方程式】こんにちは、経営者JPの井上です。

 ここのところ、外食・コンビニでの従業員不祥事の報道が相次いでいます。いずれも従業員が厨房やレジで食材に不衛生な行為をした上で調理や提供をしていたのではというもの。こういう行為をSNSで流せば自分がどのようなことになるか分かるだろうと思いますが、そもそもこうした行為をやること自体が「日本人的に」信じられませんよね。

 東日本大震災の被災地で、過酷な状況下にも関わらず誰もが道徳的行動を取っていたことに対して世界中から礼賛が寄せられましたが、それに対して今回のこの外食・コンビニでの“モラルハザードシンドローム”の、相次ぐ発覚…。残念です。

 「仕事熱心」「真面目」「誠実」な国民性という印象のある日本人。しかし、衝撃の事実データがあるのを、皆さん、ご存知でしょうか?

 米国最大の調査会社、ギャラップ社が2017年に発表した調査結果(State of the Global Workplace:Gallup,2017)によると、日本企業はエンゲージメント(高いロイヤルティーや好感を持ち、積極的な関与や行動が伴うなど強い絆で結びついている状態)の高い「熱意あふれる社員」の割合がたったの6%(ちなみに米国は32%)。これは調査した139カ国中132位と最下位レベルです。さらにはなんと、「やる気のない社員」が70%をも占め、「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」が24%も…。

「何をやれば良いのかが明確になっているか?」

 100名の会社で、やる気に満ち溢れている社員は6人。70人はやる気なく、24人に至っては周囲に不満を撒き散らしている……こんな会社に入社したくないですよね? しかしこれが今の日本企業の平均的な状態なのだと…。

今回の社長を目指す法則・方程式:

ギャラップ Q12(「キュー・トゥエルブ」、従業員エンゲージメント計測の12の質問)

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