特に、次の仕事につなげたい場合は、会食中の会話からチャンスを作るのが大事。例えば、コンペを控えたクライアントとの会食の場合は、相手の新商品のコンセプトと特に伝えたいメッセージを探る。プロジェクトが終わったクライアントの場合は、次の発注も取れるように恩を売る、など。
つねに目的を忘れず、有意義な場にしましょう。
・相手のメリットになる話題を提供する
会話の中で先方が求めていることや困っていることがわかったら、その解決に役立ちそうな話題を提供してみましょう。相手に「この人は面白い」「つながっておくとメリットがあるかも」と思ってもらえるような「価値ある話題」を提供できると、信頼度が上がり、良好な関係を築けます。
私の場合は、前職でPRの仕事をしていたこともあり、トレンドを知っている女性として、男性にアドバイスしていました。デートにオススメの店を紹介したり、彼女へのプレゼントを一緒に考えたり。
相手にとっても、あなたの部下である若い女性の考えを知ること自体が仕事の役に立つ、ということもあります。
・相手のSNSをチェックして、盛り上がる話題を3つは用意しておく
特に関係を深めたい相手がいる場合は、相手のSNSと経歴を事前にチェックしておくのがオススメ。相手のビジネスの動向はもちろんですが、「最近お子様が生まれたんですね!」など、プライベートにも興味を示すと、相手も心を開きやすいです。
先方に取材するつもりで、いくつか話題を用意しておきましょう。
・相手に「ありがとう」の気持ちを伝える
会食は心理的距離をグッと縮め、信頼関係を深められるチャンス!
「あの時、○○さんがこんな対応をしてくださったおかげで、プロジェクトを無事に成功させることができました」など、改めてお礼の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。
いかがでしたか?
慣れないうちは失敗したり、気疲れしてしまう若手社員もいますが、今回ご紹介した「飲み会の作法」を身に着けておけば、ビジネスにも必ずメリットがあります。
特に、お客様との会食の機会が多い営業部やクリエイティブ部の方は、ぜひ「飲み会スキル」を若手社員に伝えてあげてくださいね。
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【女性起業家のOLトリセツ】は成井五久実さんが職場の女性との上手な接し方を教える連載コラムです。更新は原則第3水曜日。