早めに気づくこと、「五月病だ」で済ませずに、自分の変化に気づくことが大切だ。具体的な対策もだ。どうすればいいか。考えることにしよう。
小さな自分の変化に気をつける
メンタルヘルスの問題で休職した経験、休職までには至らないものの体調不良でスローダウンした時期を意識的につくった経験から助言をさせて頂く。五月病対策には、自分の中の小さな変化に気づくということだ。
「五月病かな、ちょっと憂鬱だな」と自覚している人だけでなく、「忙しい俺」「毎日が充実していて、楽しんでいる私」な人も注意してほしい。小さな変化、しかも当たり前のようなことの中に、心身の失調の兆しがある。
例えば、酒の量だ。「ついついこの時期は飲む機会が多くて」「夜、遅くなるので思わず飲んでしまう」など、いかにも自然な変化に見えるが、それは偶然ではなく、実は自身が酒を欲しているということだ。ストレスなどがたまっている証拠である。