社長を目指す方程式

社長になる人は動機付けがうまい 社員のやる気を引き出す「5つの特性」 (3/5ページ)

井上和幸
井上和幸

 逆に例えば非常に単純な作業であったとしても、それがいかに大事なことを仕上げるのに必要なプロセスなのかなどをしっかり理解させてくれて取り組めれば、やる気も起きるものです。

 「この仕事、意味ある? 意義ある?」という疑問に上司としてしっかり答えましょう。せっかくやっても、意味がなければつまりませんしやってられません。

 できる上司のあなたなら「【3】タスク重要性」をしっかり満たし、メンバーに自分が「重要な仕事をしているのだ」と思わせてあげていることでしょう。そのときメンバーの「自己重要感」が満たされて、モチベーションが上がっているのです。

 【4】自律性【5】フィードバック

 当社ではまた、自分が担当していることには、基本的に自己裁量権・意思決定権があります。決定を仰ぐ事項も、上から指図されたり、「ああしろ」「こうしろ」と先に言われるのではなく、担当者が「こうしたいですが、良いですか」というコミュニケーションを取ります。

 やりがいを持って仕事をするには、自分が創意工夫できることが大事です(「【4】自律性」)。同じことをやっていても、人から指図された仕事はいまひとつのらないし、自分が試行錯誤したものは面白いですよね。

今回の社長を目指す法則・方程式:

ハックマン=オルダムの職務特性モデル「モチベーションが上がる仕事の5つの特性」

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