社会・その他

夕張市、人口8000人割る ピークの15分の1に減少

 全国唯一の財政再生団体の北海道夕張市で、5月末現在の住民基本台帳登録人口が7998人となり、初めて8000人を割ったことが11日、分かった。人口規模はピークの昭和35年4月末の11万6908人から約15分の1となった。

 市によると、人口は今年4月から35人減った。内訳は、転出が転入を上回る「社会減」が21人、死亡者が出生者を上回る「自然減」が14人だった。前年同期比では269人減少。人口の内訳は男性3689人、女性4309人。世帯数は4749世帯。総人口は平成25年9月末に1万人を割り、28年5月末に9000人を割っていた。

 総務省の人口動態調査では、30年1月時点で、人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は50.83%と、全国の市区で最も高い。一方、外国人の社会増加率も76.92%で最高となっている。

 夕張市は鈴木直道前市長が今年4月の知事選に出馬し知事に、元市会議長の厚谷司氏が新市長に就任した。

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