ビジネスパーソン大航海時代

「大手企業発、起業家」のリアル RPA人材支援への道のり~航海(10) (1/5ページ)

小原聖誉
小原聖誉

 今回は、新卒で大手企業に入社し、そのあと2社を経て今ではスタートアップを創業されている藤澤専之介さん(32歳・Peaceful Morning株式会社代表取締役)についてお話させてください。

 最近はスタートアップの話題を日常的にニュースで見かけるようになりましたが、まだ少し縁遠い印象を持つ方がいらっしゃるかもしれません。

 今回の藤澤さんは安定感ある大企業から起業をされた分、読者のみなさまにとって手触りを感じやすく、キャリア選択の示唆に富んでいるように感じました。

 それではインタビューをご覧ください。

大企業から起業家になる道筋

 藤澤さんが創業したPeaceful Morningは2018年に立ち上げた会社で、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション=おもにホワイトカラーのデスクワーク定型業務をパソコンのなかにいるソフトウェア型のロボットが代行・自動化する概念)を活用した法人向け市場に特化した事業展開を行っているそうです。

 どのような経緯で会社を作られたのでしょうか。

 「実は会社をすぐに作ったわけではないのですよ。大学を卒業した時に入社したのは大手化学繊維メーカーである帝人でした。バックオフィスの経理業務を担当していました」

 なるほど、最初は大手企業に入社されたわけですね。

 「ええ。自分の性格的にまず社会人教育をちゃんと受けたいと思っていました。また、やがては海外向けのビジネスに携わりたいと思いましたので、自ずと大企業を目指しました」

 入ろうと思えば入れるものでしょうか(笑)。しかしその大企業の道も自ら捨て次に進まれたそうです。

 「3年経った時でした。起業に近い体験をするタイミングがきたと思って10人規模の人事コンサル会社に転職しました」

 それは思い切った決断でしたね。

 「実はそうでもないのです。高校2年生の時からやがては起業しようと思っていましたからね。帝人時代に経理の経験を活かして中小企業診断士にも挑戦するなど自分なりに準備を進めていました」

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