キャリア

上司に求めるのは“高感度センサー” 手強い「令和」新入社員はこう使え (3/3ページ)

SankeiBiz編集部

 小松氏はその背景に、「労働時間の削減、働き方の多様化、個人に最適化された情報サービスの一般化、終身雇用概念の崩壊など、2010年代の変化のうねりが今年の新入社員の育ってきた環境と重ねて見えてくる」と解説する。

 そのうえで、新入社員を受け入れる側の働きかけとしては、「ビジネスにおいて地味だけれども必須である基礎的なことも、新入社員“個人”のやりたいことやキャリアに照らして意味づけをし、本人を動機づけていくことが必要だ」とアドバイス。新入社員と受け入れる先輩社員では違う価値観を持っていることを理解し合い、「互いの個を生かし合える組織が多く生まれることを期待したい」とコメントしている。

 新入社員は知識やスキルへの関心が強く、また、個性が尊重される職場を求める傾向が年々強まっているという調査結果。そのような新入社員に対し、上司や先輩は、傾聴・丁寧な指導など“高感度センサー”を持って関わることがポイントとなりそうだが、あなたやあなたの会社は準備OKだろうか。

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