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「快適な納税環境を」星野新国税庁長官が抱負

 国税庁長官に5日付で就任した星野次彦氏が同日、国税庁で記者会見し、「ICT(情報通信技術)化やグローバル化など国税を取り巻く環境は非常に大きく変化している。納税者の理解を得るために、正直者がばかを見ず、より快適に申告と納税ができる環境をつくることが何より大切だ」と抱負を述べた。

 10月の消費税率の10%への引き上げを、「全世代型の社会保障制度を作っていくという意味で、なくてはならない引き上げ」と理解を呼びかけた。増税に伴って実施される軽減税率制度については「事業者の準備も佳境に入っていく。丁寧に対応したい」と語った。

 星野氏は愛知県出身で東大卒。昭和58年に旧大蔵省に入省し、大臣官房審議官や国税庁次長などを歴任。平成28年6月から主税局長務めた。

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