社会・その他

地下鉄トンネル掘削、再開 博多陥没、2年8カ月ぶり

 福岡市のJR博多駅前で平成28年に道路の大規模陥没事故が起きた市営地下鉄七隈線の延伸工事で、市は12日、現場となったトンネルの掘削工事を約2年8カ月ぶりに再開した。延伸部分の開業は、当初予定より2年遅れの令和4年度となる見通し。

 事故は28年11月8日早朝に発生。穴は長さ約30メートル、幅約27メートル、深さ約15メートルに及び、掘削中のトンネル内に地下水や土砂が流れ込んだ。

 市交通局によると、トンネル坑内の水抜き作業が今年4月に完了。同月下旬から6200立方メートル相当の土砂の撤去を進め、今月11日までに約9割を取り除いた。現場から離れた部分に残っている土砂の撤去は並行して進め、7月末までに完了する予定。

 トンネル上部の地中に固化剤注入で強化した「人工岩盤」を造るなど安全対策も実施。市交通局の担当者は「安全第一で、慎重に進めたい」と話した。総事業費は追加工事などで約137億円増の約587億円に膨らんだ。

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