最強のコミュニケーション術

褒められた時の上手な返し方 謙遜が招く残念な心理 (1/3ページ)

藤田尚弓
藤田尚弓

 伝え方や言い回しを変えると、自分を取り巻く環境が変わり、やってくるチャンスも変わっていきます。みなさんは自分のコミュニケーションに自信がありますか? この連載ではコミュニケーション研究家の藤田尚弓が、ビジネスシーンで役立つ「最強のコミュニケーション術」をご紹介していきます。

 第7回は「褒められたときのリアクション」がテーマです。みなさんは人から褒められたときに、どのようなリアクションをしているでしょうか。謙遜し過ぎて、せっかく褒めてくれた人を不快にしてしまったり、恥ずかしさや居心地の悪さを無意識のうちに顔に出したりしていませんか?

 どのような反応をすればスマートなのか。褒められたときの返し方を確認しておきましょう。

実は失礼!? 謙遜し過ぎは逆効果

 褒められたときの一般的な返しとして謙遜があります。

「さすが優秀ですね」

「とんでもございません。私なんて、まだまだ未熟で…」

 このようなやりとりはビジネスシーン、特に儀礼的なやりとりでよく見られます。もう少しくだけたシーン、例えば同僚に褒められたときなどでも、反射的に謙遜するという人は多いと思います。しかし、本気で褒めてくれている相手に全力で謙遜をすると相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。

〈謙遜し過ぎな例〉

「○○部に栄転なんですね! さすがだなー。そもそもの才能もさることながら、いつも誰よりも早く来てますもんね」

「いや、運が良かっただけですよ」

「いや、あれだけ努力できるってすごいと思う、本当に尊敬します」

「いや、本当に運だけですから…」

 人から褒められると、私たちは恥ずかしさや居心地の悪さを感じて、意図しない表情をしてしまうことがあります。舞い上がらないように気をつけているときは特に、冷たい表情に見えやすくなります。

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