社会・その他

台風10号、西日本直撃 15県で避難7千人超、8人けが

 大型の台風10号は15日午前11時すぎ、愛媛県の佐田岬半島付近を通過した。中国地方に上陸後、15日夜には山陰沖に進んで西日本を縦断する。総務省消防庁のまとめなどによると、15県で7千人以上が避難所に身を寄せ、三重、岡山、香川、愛媛、大分、宮崎各県で8人が負傷した。

 西日本から東日本の太平洋側は総雨量が1200ミリを超える記録的大雨になる恐れがあり、気象庁は土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒を呼び掛けた。気象庁によると、奈良県上北山村で12日からの総雨量が632・5ミリ、高知県馬路村で626・5ミリに達した。15日は高知・室戸岬で最大瞬間風速41・9メートルを観測した。

 台風10号は15日正午現在、愛媛県八幡浜市付近を時速約30キロで北へ進んだ。中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。

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