就職情報会社のダイヤモンド・ヒューマンリソース(東京都文京区)は4日、大学生を対象にした意識調査「大学生が選んだ新卒採用力ランキング」を発表した。同調査は今年で13回目となる。企業の採用広報や選考活動を、ホームページ、パンフレットや入社案内、ウェブメールやSNS(会員制交流サイト)、セミナーや説明会、先輩社員や懇談会、選考・面接、インターンシップの7分野に分類。学生からそれぞれの評価を聞き取った上でポイント化し合計ポイントをランキングにしたもの。
それによると、日本生命保険が8年ぶり2度目の総合第1位となった。以下、三井住友海上火災保険、大和証券グループ本社が続いた。トップ10には金融機関が6社、総合商社が2社ランクインした。
ダイヤモンド・ヒューマンリソースは「近年はインターンシップの重要性が増しており、今回の調査でトップ10に入った企業のうち8社はインターンシップのポイントでもトップ10に入る」としている。
調査は、学生が業務体験を通じた仕事や業界への理解を重視している実態を浮き彫りにした格好だ。
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2019年新卒採用力ランキング
順位/昨年順位/企業名
1/2/日本生命保険
2/1/三井住友海上火災保険
3/4/大和証券グループ本社
4/5/三井物産
5/7/明治安田生命保険
6/6/第一生命
7/3/東京海上日動火災保険
8/10/ニトリ
9/8/三菱商事
10/17/Sky
※ダイヤモンド・ヒューマンリソース調べ