働き方

「えー」「あー」「えーっと」は“負の螺旋階段”のスタートライン (2/3ページ)

 デメリット3【自信がない人と思われてしまう】

 聞き手が不快に思うほどフィラーを連発する人がいます。面接やプレゼンのような場であれば、いくら前向きな気持ちがあっても、「頼りない人」「自分の意見に自信がない人」という印象を持たれてしまいます。

 最悪の場合、次のような負の螺旋(らせん)階段を転がり落ちることになります。フィラーを連発する→頼りない→自信がなさそう→仕事を任せられない→ビジネスパーソンとして信頼できない……というふうに。

 デメリット4【嘘(うそ)をついていると思われる】

 人は自分の意に反すること、内面と真逆なことを言うとき、フィラーが出やすいものです。嘘とはいわないまでも、聞き手は「きっと本心ではないんだな」といぶかるかもしれません。本心を言っているのに、フィラーが出たことによって嘘だと思われたら最悪ですよね。

 このほかにも、デメリットはたくさんあると思いますが、代表的なものを紹介しました。

 しかし、フィラーが出る人を一言でいえば、やっぱりカッコ悪い! これに尽きます。絶対に直しましょう。

 社内で「えーあー人間」が出現しやすいシチュエーション

 フィラーが出やすいシチュエーションというのはどういうものでしょうか? それを知っていれば、何らかの対処ができるかもしれません。

 とはいえ、個別かつ具体的に挙げていくと、きっといろんな場面が出てきて、まとめきれないのではないかと思います。したがって、ここでは典型的なものを、大きく2つに分けて考えましょう。

 1つは、相対する人などから「外圧」がかかったシチュエーションで、もう1つが自己の内面から外圧に対抗しようとする力、つまり「内圧」をかけられないシチュエーションです。この2つは基本的に相関しているのですが、あえて2つに分けることで、自分が置かれている状況を客観的に分析できます。

 つまり、「今、フィラーが出ているのは、『外圧』の問題なのか、あるいは自分の『内圧』の問題なのか、はたまた両方なのか」と考えることができ、そこから改善の糸口をつかむことができるのです。

 【フィラーが出やすいシチュエーション(外圧が強い場合)】

 ・スピーチ

 ・面接

 ・会議

 ・1対複数(セミナー、司会など)

 ・聞き手が権力者、有名人、怖い人

 ・告白やプロポーズ

 ・撮影されている状況

 当然といえば当然ですが、あらためてこのように列挙して眺めてみると、おおよそプライベート以外の場面が多いことがわかります。

 プライベートであっても、告白やプロポーズなど非日常の場面では、フィラーが出やすい。これは皆さんもきっと経験されたことだと思います。

 【フィラーが出やすいシチュエーション(自己の内圧が弱い場合)

 ・話すこと、考えがまとまっていない

 ・本音と違うことを話さなければならない

 ・相手の質問の意図がわからず、答えに窮する

 ・相手の質問に正直に答えると、窮地に陥ってしまう(嘘をつきたくない)

 ・責任を課されている

 ・恥ずかしさを感じている

 ・緊張している

 ・相手の返答で運命が決まる

 ・カッコつけている(自意識過剰)

 ・相手に嫌われないか、怒らせないか、傷つけてしまわないか不安

 やはり「心(感情・性格)」の安定こそが、フィラーを出さないためには重要だということがわかります。

 「自己肯定感が高い」人は「えー、あー」と言わないワケ

 外圧をともなう対人面のシチュエーションとは違い、プライベートにおいても頻繁に起こりうる心理面のシチュエーションもたくさんあります。

 たとえ友人との会話でも、嘘をつかなければならないときもあるでしょうし、思いを寄せる人の前では多少は緊張するものです。知人の男性などは、美人を前にすると急性の失語症になると言っていました。

 ただ、プライベートの場面でフィラーを出さないように意識するのは気にしすぎかもしれません。フィラーが出ることも受け入れてくれるような仲間やコミュニティを築くことこそが大切なのであり、そうした環境がすでにあるのであれば何の問題もありません。ただ、仕事やオフィシャルの場では損をすることが多いので、出さないようにしたいですよね。

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