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東ガス 台風影響などで通期見通しを下方修正し、最終減益へ

 東京ガスは30日、令和元年9月中間連結決算を発表し、令和2年3月期通期見通しを下方修正し、一転して最終減益になるとした。一連の台風によって、ガス販売が減少している影響が大きいという。

 9月の台風15号や10月の19号によって、千葉県を中心に、同社の顧客企業では、停電や浸水によって工場などを稼働できない状況が続き、工業用ガスの需要が大幅に減少している。このため、通期見通しでは、売上高が7月公表時点の予想に対し、480億円減の1兆9950億円(前期比1・7%増)、本業のもうけを示す営業利益が90億円減の1130億円(20・6%増)、最終利益が90億円減の770億円(8・9%減)と修正した。

 一方、中間決算は売上高が前年同期比9・4%増の9104億円、営業利益が2・2倍の461億円、最終利益が5・3%増の283億円で、2期ぶりの増益となった。原料費調整制度による液化天然ガス(LNG)の調達価格と販売価格の反映のタイムラグが生じ、販売単価が上昇したことで、収益を押し上げた。

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