働き方

「仕事好きで長時間労働」派が背負う代償 残業を愛する人々が気づかない危険 (3/3ページ)

 行動経済学の領域では、自分の健康に過剰な自信をもってしまう傾向(overconfidence)や、現在の状態が将来も継続されると考えてしまうバイアス(projection bias)が、人間には見られると指摘されています。いわば“認知の歪み”です。

 私たちは働くときに、以下のことを意識するべきでしょう。

 ◎1週間の労働時間を50時間未満に抑える。

 ◎仕事の満足度を優先しすぎず、自分のカラダの声に耳を傾ける。

 この2つを意識するだけでも長時間労働は是正され、日本の時間当たり生産性は高まるのではないでしょうか。

 黒田 祥子(くろだ・さちこ)

 早稲田大学教育・総合科学学術院 教授

 1994年、日本銀行入行、金融研究所にて経済分析を担当。一橋大学経済研究所助教授、同准教授、東京大学社会科学研究所准教授を経て、2011年4月より早稲田大学教育・総合科学学術院准教授、14年4月より現職。専門分野は労働経済学、応用ミクロ経済学。

 (早稲田大学教育・総合科学学術院 教授 黒田 祥子 写真=iStock.com 構成=Top Communication)(PRESIDENT Online)

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