社会・その他

保釈の秋元被告が記者会見へ IR汚職事件、無罪主張か

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄罪で起訴後に保釈された衆院議員、秋元司被告(48)が14日夜、都内で記者会見する。弁護人が明らかにした。昨年12月25日に東京地検特捜部に逮捕されて以降、秋元被告が公の場で説明するのは初めて。特捜部の調べに一貫して否認しており、無罪を主張するとみられる。

 起訴状などによると、秋元被告は平成29年、IR事業で便宜を受けたいという趣旨だと知りながら、中国企業「500ドットコム」側から衆院解散日に「陣中見舞い」名目で現金300万円を受領したり、講演料名目で自身が実質管理する会社の口座に200万円の振り込みを受けるなど、総額約760万円相当の賄賂を受け取ったとされる。

 弁護人によると、秋元被告は現金300万円については「受け取っていない」と授受自体を否定。講演料については「賄賂ではなく講演に対する正当な対価」と主張している。

 ある検察幹部は「公の場で主張することで、元秘書らとの実質的な口裏合わせができる」と批判した。

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