最強のコミュニケーション術

離婚リスクが高い夫婦 「うちは会話があるから大丈夫」の危うさ (3/3ページ)

藤田尚弓
藤田尚弓

 先行研究によると、夫婦関係が円満でない夫婦では批判や皮肉などの否定的な会話が多くなっています。「なんで○○しないの」「そんなこともわからないの?」など、否定的な発言が思い浮かんだ人は要注意。その多くは悪気なく発言していたものだと思いますが、今後は否定的な言い方は避けるようにしましょう。

 円満なカップルの場合、嬉しい悲しいなどの感情表現が多く、相手を肯定する発言も多くなります。話す時間や量のバランスがとれているというのも特徴です。否定的なことを言いたくなったときに、それを言わないことでストレスが溜まることもあると思いますので、否定を感情表現に置き換えるというテクニックも覚えておきましょう。

  • なんで○○しないの
  •  →○○しないのは残念だな
  •  →○○してくれたら嬉しいんだけど
  • そんなこともわからないの?
  •  →知らないのはちょっと驚いた
  •  →興味を持ってくれたら楽しいのに

 ちょっとした工夫で、夫婦のコミュニケーションは向上させることができます。仕事に集中できるのも、安らげる家庭があってこそ。ぜひ毎日のコミュニケーションの中で意識してみてください。

藤田尚弓(ふじた・なおみ)
藤田尚弓(ふじた・なおみ) コミュニケーション研究家
株式会社アップウェブ代表取締役
企業のマニュアルやトレーニングプログラムの開発、テレビでの解説、コラム執筆など、コミュニケーション研究をベースにし幅広く活動。著書は「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」(ダイヤモンド社)他多数。

最強のコミュニケーション術】は、コミュニケーション研究家の藤田尚弓さんが、様々なコミュニケーションの場面をテーマに、ビジネスシーンですぐに役立つ行動パターンや言い回しを心理学の理論も参考にしながらご紹介する連載コラムです。更新は原則毎月第1火曜日。アーカイブはこちら

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