CAのここだけの話

「女の園」の裏側 CAはヘビー級のストレスをどう解消しているのか (2/2ページ)

渡邊真由子
渡邊真由子

 3. 女の園は意外にも体育会系

 冒頭でも触れましたが、CAの世界は女の園です。女の園というと、陰湿でネチネチとした印象を持たれがちですが、実は真逆。超さっぱりの体育会系なのです。あっさりとした性格の人が多く、怒ったことを引きずりません。

 そんな世界でうまくやっていくために私が実践していることをお話しします。

 一つ目はブリーフィングルーム(フライト前の全体ミーティングをするための部屋)へはお辞儀&挨拶をしながら入る。誰に挨拶をするというわけではありませんが、自分より後に部屋に入ってくる人が笑顔で挨拶をしながら入ってくると、印象がいいですよね。フライトのメンバーは毎回が一期一会なことが多いので、第一印象がいいとフライト中も良い関係を保ちながら仕事ができると私は思っています。

 二つ目は、先輩に対する、「私がやります!」という姿勢。フライトの情報をまとめたり、ギャレー(食事を準備するCAのスペース)にその日の便の資料を貼ったりするのは新人の業務です。それ以外でも先輩が雑務をやろうとしていたら、私はいつも「お手伝いします」や「私がやります」と声をかけています。そうすると「気が利くね、ありがとう」と先輩からの評価も上がりますし、可愛がってももらえます。仕事中は常に周囲に気を配って、自分にできることはないかを意識しています。

 4. 指導は制服着用中に完結させる

 「CAは制服を脱いだら即OFFモード」とお話ししたように、先輩からの指導はフライト中に全て完結させます。理由は、ひとつのフライトが終わったらまたすぐに次のフライトが入っているから。引きずっていられないのです。同じ失敗を繰り返さないためにも「気づいたことはその日のうちに」がCAの基本です。

 これは私の性格かもしれませんが、リアルタイムで指導を受けたほうが素直に聞くことができます。そして怒ったことは引きずらないCAは、指導をしたり受けたりしてもステイ先では一緒に楽しい時間を過ごせます。しっかりと指導はするけれど、制服を脱げばOFFモードで後味さっぱり、というのが私たちCAの世界です。そんなさっぱりした中にもはっきりとした上下関係だったり、常識や気遣いが求められたりするところが体育会系といわれる要素ではないでしょうか。

 いかがでしたか。「CAの世界=女だらけの陰湿な世界」ではなく、割とさっぱりしていてONとOFFをはっきり分けている私たちスタイルを知っていただけましたでしょうか。

 皆さんも、職場を自分が気持ちよく働ける環境にするために、OFFスイッチをしっかり持って、ちょっとの気遣いを心掛けながら日々を過ごしてみてはいかがですか?

岐阜県出身。幼少期の7年を香港で過ごす。大学時代はカナダにて語学留学を経験。大学卒業後、新卒でアジア系航空会社に入社し、勤務4年目。趣味はカフェ巡り、読書、映画鑑賞。最近は美術館の独特な雰囲気に惹かれて、一人で足を運ぶこともしばしば。

【CAのここだけの話♪】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら


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