書評

『失われた福島のバラ園』マヤ・ムーア・著

 ■写真で伝える悲劇と再生の話

 福島県双葉町の「双葉ばら園」。広大な敷地には750種のバラが咲き誇り、年間5万人が訪れていたが、東日本大震災に伴う原発事故で閉園に追い込まれた。園主の岡田勝秀さんは、半世紀をかけ丹精込めて育てた花園を放置して避難せざるを得ず、失意の日々を過ごした。そこに、来園者から一通の手紙が届き…。

 米国人で元テレビキャスターの著者が、バラ園をめぐる悲劇と再生の物語を、かつてのみずみずしい美しさを伝える写真とともに紹介したフォトエッセー。2014年刊行の英語版は海外で反響を呼び、このほど日本語版が発売された。(世界文化社、2800円+税)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus