書評

『約束の地、アンダルシア』濱田滋郎・著 多様で豊かな文化の特質語る

 日本屈指のスペイン通であり、フラメンコ研究の世界的権威でもある著者が、文学、音楽、美術、歴史、民俗学、地誌学などを改めて学び直しながら、スペイン南部アンダルシア地方に、多様で豊かな文化が花開いた経緯、さらにはその文化の特質について具体的に語る。

 スペインを愛する「情」と事実を決してないがしろにしない「理」の幸せな結婚のような著作だ。

 アンダルシア旅行を計画している者は絶対に携帯すべきだろう。

 高瀬友孝氏の鮮やかな写真が旅心を刺激するが、しばらくは本書で我慢。(アルテスパブリッシング、2800円+税)

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