社長を目指す方程式

「3つの力」が鍵 これから差がつくテレワーク上手な上司、下手な上司 (2/3ページ)

井上和幸
井上和幸

 テレワークの「天国と地獄」

 テレワークを一定期間以上継続すると、自分自身でも問わざるを得ないのが「セルフマネジメント力」ではないでしょうか。もしかしたらオフィスにいたときも、気がつくとYouTubeを見ていたり、スマホチェックに余念がなかったりしたかもしれません(苦笑)。それでもオフィスワークをしていると周囲の目や上司・同僚のチェックが入らざるを得ないので、一定の行動規制や業務への取り組み管理がされていたことでしょう。

 これが一切なくなってしまうことは、テレワークを開始した当初はパラダイスに思えるかもしれませんが、ある一定期間を過ぎれば、自分自身への不安や自己嫌悪へと激変します。「ああ、こんなことでは仕事の成果が上がるはずがない」「こんなだらけた自分では、ダメな人間、仕事のできない人間になってしまう」…。業務に邁進できている人はこのような感情に陥ることはありませんが、自己管理ができなくなっている人はこうした自分への負の感情を抱かざるを得ないのがテレワークの怖いところです。片桐さんは、このようなことにならないために、以下8つのポイントを挙げています。

・「負の感情」を「快の感情」に変える(やりたくない仕事を、楽しい・自分に意味のある仕事に変える努力をする)

・「自分のありたい姿」を常に持つ

・自分自身の状況、仕事の環境、プライベートの環境を正しく冷静に把握する

・自分の身体、心、頭の状態管理をする

・休み時間を有効活用する(気分転換)

・ルーティンを作る(仕事のスイッチ)

・仕事の「チェックポイント」を設ける(自分、部下、それぞれのマイルストーンを決めて合意しておく)

・時には「強制終了」する

 <時には「強制終了」する>、分かりますね~。私の周囲でも、テレワークになって逆に残業が増えた、やり過ぎてしまう、という声も多く聞きます。私の知人友人にはワーカホリックが多過ぎるのかも知れません(笑)。読者の上司各位もそうかもしれません。しかし、制限がない分、逆に「キリがなく」働いてしまうという側面も確かにあると思います。自分なりのペース配分で良いと思いますが(その自由度が上がるのがテレワークの良いところだと思います)、勤務開始、休憩時間、終業時間をしっかり決めて毎日の仕事に臨む必要がありますね。部下に対しても、このスケジュールをしっかり決めさせてあげるという行動管理は大事ではないでしょうか。

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