CAのここだけの話

パイロットとの関係もフラット 働くエアラインのここが好き (2/2ページ)

幸田あかり
幸田あかり

 「会社ではみなイコールだよ」

 私が勤める会社では男性クルーも多く、男女比は5:5と言っていいほどです。また会社のベース(CAの拠点)が色んな国にあるため、一緒に働くクルーは常に多国籍な編成となっており、日系企業と違って、先輩後輩といったセニョリティ(社歴)文化もありません。

 入社当時、会社から言われたのは「日本人は大人しいけれど、ここでは思ったことは言わないと伝わらない」ということでした。また新人研修の時にマネージャーから言われたことは「ここでは、先輩とか後輩とか関係なく、みんな入社したらイコール(平等)だよ」でした。なので、フライト前のブリーフィング時には、社歴に関わらず、みな意見があれば積極的に発言しています。一人ひとりを尊重し、年齢や国籍、性別や社歴に関わらず、みなイコールである、というこの文化は私にとってとても仕事しやすいです。

 そうした企業文化のせいか、仕事中の滞在地ではパイロットもクルーもみな一緒に出掛けたりするほど、仲が良いです。多くの航空会社ではパイロットとコミュニケーションを取ることは少ないと聞くので、他の航空会社から転職してきたクルーはびっくりしています。

 CAの醍醐味 旅慣れた同僚たちと観光へ

 滞在時間の長さによってどう過ごすかは変わってきますが、初めて訪れる場所だとだいたい観光に出掛けています。CAには旅行好きな人が多いので、色んな国に行けるのはこの仕事の一番の醍醐味です。そして、みな旅慣れているので、安心して一緒に観光に出掛けられるのも良いところです。

 反対に、滞在先が何度も乗務で訪れている場所だと過ごし方も変わります。ホテルにあるジムで汗を流したり、マッサージで癒されたりと、比較的のんびり過ごしている人。趣味や勉強、副業に集中する人。先にご紹介したように、それぞれ「自分のやりたいこと」に時間を費やしています。

 ただ、私の中で、どこに行っても共通しているのは新しくお気に入りのレストランを見つけること。とても楽しい趣味のひとつとなっています!

 炊飯器持参も厭わず

 フライトで自宅を長く離れていると気になるのは食事のことです。クルー用の機内食や各クラスで余った機内食を食べることができるので、みな好きなものを選んでいますが、ずっと機内食と滞在地での外食ばかり…というと身体のことが気になります。体調管理は常に万全でないといけないため、栄養があるものを摂るように気を付けています。

 そこでフライト期間中、滞在地のホテルに着いて、真っ先に行くのが近くのスーパーです。人によっては簡易的な炊飯器や調味料をスーツケースに入れて持ち歩き、どこに行っても自炊をして、機内にも作った自前のご飯を持ち込んで、みなにお裾分けしているクルーもいます。色んな国籍のクルーがいますので、色んな国の料理が並び、みなで和気あいあいと食べている時間はとっても楽しいです。

 滞在するホテルの部屋がキッチン付きか否かによっても購入する食材は変わってきますが、キッチンがない場合でも、アボカドやトマトなどサラダにする野菜とフルーツ、ヨーグルトはよく買います。

 いかがでしたでしょうか? コロナの影響で海外旅行が自由にできるようになるまでまだ時間はかかりそうですが、旅行が大好きなみなさんと機内でお会いできる日を楽しみにしています。

福岡県出身。大学卒業後、大手メーカーに勤務。その後、カナダ留学やオーストラリアでの勤務経験を経て、学生時代に就きたいと願っていたCA受験に挑戦。現在、アジア系航空会社CA歴8年。

【CAのここだけの話】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら


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