ミラノの創作系男子たち

「できるだけ多くのピッチに立つ」事の大切さ ぼくが会いたい人たち (2/3ページ)

安西洋之
安西洋之

 この経験を踏まえて、本連載を続けている。そのまま路線を踏襲しているわけではない。年齢でいえば30代の前半まで枠を広げている。これからもっと下げるかもしれない。それには理由がある。

 起業家精神が旺盛な人は、小さな経験が何かに貢献する可能性に比較的早い年齢で気づくという傾向に注目したいと思ったのだ。

 「できるだけ多くのピッチに立つ」大切さを認識している。そうするとピッチに立てるための環境を自分で用意するか探し出し、立てるチャンスがあれば必ず食らいつく。

 この行動における工夫がクリエイティブである。ある人と会って関係を築きたい。あるコミュニティのなかに入り込みたい。そのためには何らかの「贈り物」を人かコミュニティにもたらすよう、頭を思いっきり使う。

 言うまでもなくピッチに立てば、良い結果を得るためにいや応なしにもっとクリエイティブにならざるをえない。濃厚な人生を送る人とは学びが早いのだ。こういうエネルギーを出し惜しみしない人にインタビューしたいとの想いに、ぼくは駆られる。

 世間でよく使われる表現を参照すれば、「面白がるのが好き」「何をするにも遊びの部分を大事にする」という人たちになるだろうか。もちろん、軽薄とか落ち着きがないとか、そういう否定的な言葉で潰されてしまわない人たちである。仮に言われたとしても、それらの批判などはなから気にしないタイプとも言える。

 ある意味、どんなネガティブなことにもポジティブな解釈をしてしまうのがクリエイティブな人なのだ。

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