ミラノの創作系男子たち

「できるだけ多くのピッチに立つ」事の大切さ ぼくが会いたい人たち (3/3ページ)

安西洋之
安西洋之

 常に笑顔であるかどうかはさておき、性格として明るい。行き詰ってふさぎ込むのが似合わない。人間、誰でもふさぎ込むことはあろうが、それが似合うかどうかという問題は別にあるように思える。

 これらの条件をすべて提示して、例えば、友人に取材対象の人の紹介を頼んでいるわけではない(そういうお願いをして紹介された場合、あまり面白い人に出逢わない)。また、ぼくがたまたま知りあう人の条件を明確にしていることもない。

 だが、どういうわけか、特に意図せずともそういうタイプに出逢うことが多い。まったく別の要件で知り合いながら、「インタビューしてみたいのですが」と思わず言ってしまうのである。

 兎に角、この連載に書くかどうかとは関係なく、常にぼくは人探しをしている。新しく誰かと出逢うことが、次に一歩進むためのすべてだとさえ思っている。

 だからスウェーデンのグレタ・トゥーンベリの始めた、金曜日に学校に行かず、街中で環境問題のデモ活動をしている学生たちにも興味はある。そこでクリエイティブに輝いている子たちは、将来、何がしかのことをするかもしれない。

 できるだけ会える人は躊躇なく会っていきたい。そこからしかスタートしない。

安西洋之(あんざい・ひろゆき)
安西洋之(あんざい・ひろゆき) モバイルクルーズ株式会社代表取締役
De-Tales ltdデイレクター
ミラノと東京を拠点にビジネスプランナーとして活動。異文化理解とデザインを連携させたローカリゼーションマップ主宰。特に、2017年より「意味のイノベーション」のエヴァンゲリスト的活動を行い、ローカリゼーションと「意味のイノベーション」の結合を図っている。書籍に『「メイド・イン・イタリー」はなぜ強いのか?:世界を魅了する<意味>の戦略的デザイン』『イタリアで福島は』『世界の中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』。共著に『デザインの次に来るもの』『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?世界で売れる商品の異文化対応力』。監修にロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン』。
Twitter:@anzaih
note:https://note.mu/anzaih
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ローカリゼーションマップとは?
異文化市場を短期間で理解すると共に、コンテクストの構築にも貢献するアプローチ。

ミラノの創作系男子たち】はイタリア在住歴の長い安西洋之さんが、ミラノを拠点に活躍する世界各国のクリエイターの働き方や人生観を紹介する連載コラムです。更新は原則第2水曜日。アーカイブはこちらから。安西さんはSankeiBizで別のコラム【ローカリゼーションマップ】も連載中です。

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