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世界のお茶専門店「ルピシア」 在宅の生活者と企業がつながる時代、本社ニセコ移転で勝負 (1/3ページ)

秋月涼佑
秋月涼佑

 新型コロナ流行はビジネスの世界にも大きな影響を与え、一都三県は二度目の緊急事態宣言で深刻度の違いはありながらも影響を受けない業界はほとんどないに違いありません。それにしても、せめてそんな困難からも前向きな何かをつかみたいというのもまた人情です。

 そう考えると、半ば余儀なく始まった在宅勤務ですが、始めてみればメリットも少なからずあることに気づかされます。身支度や通勤時間がかからないことはやはり大いに一日の生産性向上に寄与してくれているように感じますし、すでに自宅からのオンライン会議の情景も目に慣れました。ビジネスカジュアルなどとことさら意識しなくともお互い様のリラックスした服装でパソコンに向き合える状況は、それはそれでストレス少なく仕事に向き合えます。

 副産物としては、学校から帰った子供の姿を目にする機会が増えたことでしょうか。オンライン会議で発言中に限っての「ただいまー」の大きな声に少々弱りながらも、逆に言えば育ち盛りの子供のそんな姿をほとんど見ていなかったことに気づかされハッともしています。

在宅だからこそ感じる「お茶」のリフレッシュ効果

 そんな在宅勤務の日々が長期化するにつれ、より生産的に一日を過ごす上で、ちょっとしたコツが必要なことに気づきます。特に一人で朝から仕事をしていると、集中できることは良いことでもありますが、気づかないうちに長時間同じ姿勢で体も固まり、気分も煮詰まってしまうのです。

 そんな状況には、やはりお茶やコーヒーでの一服が効果的だと再認識させられます。英語でrefreshmentと言うでしょうか、まさに心身をリフレッシュさせてくれる効果を実感できる瞬間でもあります。もちろん、街場のカフェを見てもそんな束の間の気分転換を求める仕事中の方を多く見かけます。でも究極的には在宅のメリットでどこにも外出しないまま、自宅で珈琲、お茶を入れて気分転換を図るという方法も捨てがたいのです。

 さて、そうなるとがぜん凝りたくなるのもまた因果で、最近高価な家庭用エスプレッソマシンなども店頭をにぎわせていたりもしますし、ジワジワと例えば紅茶などのお茶も見直されているように感じます。

 考えてみると、紅茶というものもよほど真価を軽視されてきたものではないかと思います。ありがたいことに、高度に発達した現代の消費社会は、紅茶をかなり身近にしてくれています。コンビニでもスーパーマーケットでもどこでもティーバッグをリーズナブルに購入できますし、ファミリーレストランに行けば色々なフレーバーを数百円のドリンクバーで楽しめさえします。

 でも、紅茶の歴史を振り返れば、インドやスリランカの英植民地から希少なものとして輸入された西洋文明にとってのエキゾチシズムの文脈もあり、きっと奥深い文化が存在するに違いないのです。今まで、日々の忙しさやあまりにも身近なものであったこともあり、そんな部分にあまり注目してこなかったのもまた実感ではないでしょうか。

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