社長を目指す方程式

「相手の心を掴める人」か否か…見分けるための7つのポイント (1/2ページ)

井上和幸
井上和幸

《今回の社長を目指す法則・方程式:グローコム代表取締役社長 岡本 純子氏「褒め方の3原則「す・ぐ・きのルール」と4つの要素「ミカンほかん(保管)の法則」」》

 2021年、上司の皆さんはいかがなスタートを切られましたでしょうか。厳しい感染状況が続くコロナ禍の中、部門やチームを率いる上司の皆さんには、このような状況下においても成果をあげることができるチームを編成することが、平時以上に重要なこととなっています。

 どのようなメンバリングが必要なのか? いま、何よりも我がチームのメンバーたちに求める必要があるのは、取引先顧客であれ、協力パートナーやベンダーであれ、社内の関係各部署であれ、自チームが成果を上げるために相手の心を掴めるコミュニケーション力です。では、そのコミュニケーション力の決定打となる要素はいったい何でしょう?

 相手の心を掴む人の「言い方」「褒め方」の3つの違い

 エグゼクティブ・スピーチコーチ、コミュニケーションストラテジストとして活躍するグローコム代表取締役社長の岡本純子さんは、近著『世界最高の話し方』(東洋経済新報社)の中で、「褒める力の高い人」には3つの共通項があると言います。

①(該当する行動の直後に)すぐ褒める

② 具体的に褒める

③ 気持ちを込めて褒める

 岡本さんはその頭文字をとって、「す・ぐ・きのルール」と呼んでいます。

 皆さんお気づきかも知れませんが、この「す・ぐ・きのルール」は、なにも褒める場面だけに限った話ではありませんよね。

 やり取りの返答やミーティング後のお礼などの場面でも、この3つを満たした声がけや返信ができる人は共通して、相手との心理的距離を詰めるのが上手いです。逆にこれを満たすコミュニケーションができていない人は、相手と心通わす付き合いができない人の可能性が高い。

 メールの返信を見ると、この差を歴然と感じることが多くあります。

 テンプレートのような紋切り型の「貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました」だけの文面を送ってくる人。具体的に印象に残ったことや自身の感想や気持ちを添えた文面を送ってくる人。どちらの人に受け手が心動かされるかは、言うまでもないでしょう。

 あなたが上司として、自チームメンバーの採用や異動の受け入れ、あるいは外部パートナーやベンダーの選定を行う際に、こうした部分について候補者とやり取りしてみて見極めてみることは効果的です。候補者は「す・ぐ・きのルール」を使ったコミュニケーションができる人でしょうか?

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